宇宙量子産業教育デザイン部門

研究概要

部門長Department head

安達千波矢・工

部門の目的

宇宙量子融合分野の学術を産業・イノベーションに接続。
学部教育から大学院への接続と博士キャリアパス支援の推進。

3〜5年の主な取り組み

有機・無機ハイブリッドペロブスカイト系材料の光電変換デバイス及び量子センシング。
宇宙空間で動作するオールダイヤモンドセンサー(可視光、赤外、磁場)の開発。
地球衛星観測への量子センシング利用の検討。
リモートセンシングに伴う法的リスクの予想と対処。
学部教育から大学院への接続と博士キャリアパス支援の推進。

将来想定されるテーマ及び波及効果

宇宙空間における量子デバイスの宇宙利用・産業創出。
量子技術を用いた紫外、可視、赤外、テラヘルツ、マイクロ波帯の地球衛星観測。
量子センシング技術の活用を見据えたリモートセンシングの成果配分の法的枠組の設計。
基幹教育院、マス・フォア・インダストリ研究所等と連携し教育を推進。

主な研究テーマ

有機・無機ハイブリッドペロブスカイト系材料の光電変換デバイス及び量子センシング

安達教授

地球衛星観測への量子センシング利用の検討

江口准教授

宇宙空間で動作するオールダイヤモンドセンサー(可視光、赤外、磁場)の開発

吉武教授

メンバーMember

宇宙量子産業教育デザイン部門
吉武 剛 教授(総合理工学研究院)Professor (Graduate School of Science and Engineering)
研究項目
  • オールダイヤモンドによる新しい極限環境デバイスプラットフォームの確立
  • 宇宙空間で動作するオールダイヤモンドセンサー(可視光、赤外、磁場)の開発
宇宙量子産業教育デザイン部門
寺本 振透 教授(法学研究院)Professor (Faculty of Law)
研究項目
  • 本機構に参加または協力される研究者および事業者の需要に応じて、単独で、あるいは、組織内外の弁護士、弁理士等の有資格者の支援を得つつ、法的な障害とリスクの軽減につとめる。
  • リモートセンシングにより、他者が権利を有するドメイン、あるいは、パブリック・ドメイン内で発見された無視できないリスクについて、ドメインの権利者もしくはパブリック等と情報共有する法的責任のアセスメント。
  • リモートセンシングにより発見された資源について、発見者、開発者、ドメインの権利者もしくはパブリック等の間での権利、利益等の配分に関する紛争のアセスメント。
宇宙量子産業教育デザイン部門
川﨑 邦宏 准教授(法学研究院)Associate Professor (Faculty of Law)
研究項目
  • 商法(主に会社法)、金融商品取引法
  • 保険法、海商法、金融法、信託法、法と経済学
  • 最近では、特に、いわゆるESG、サステナビリティ(持続可能性)と関連して非財務情報開示に関する諸外国の法制度について研究を進めています
  • また、暗号資産、自動運転等の技術発展の目覚ましい分野における望ましい法制度のあり方や、民間企業が進出し始めた宇宙に関わる事業における法制度についても関心をもって研究を進めています。
宇宙量子産業教育デザイン部門
楢木野 宏 助教(総合理工学研究院)Assistant Professor (Graduate School of Science and Engineering)
研究項目
  • 極限環境下、特に宇宙環境で動作するオールダイヤモンドセンサデバイスの開発
  • センサ部に導電性単結晶ダイヤモンド、コンタクトおよび配線部に耐腐食性の高い導電性ナノダイヤモンドを用いて高感度・高耐久性の電気化学センサを作製
  • 極限環境下における電気化学センシングおよび微小重力下における不要物質から有用物質への電解合成
宇宙量子産業教育デザイン部門 部門長
安達 千波矢Chihaya Adachi 教授(工学研究院)Professor (Faculty of Engineering)
研究項目

励起状態やラジカル状態にある有機半導体材料の安定性を高めるため、結合解離エネルギーの高い分子設計や、宇宙環境耐性のあるデバイス構成について検討を行う。また、環境熱デバイスや放射線利用デバイスなど、宇宙環境での新たな励起子利用に向けたデバイスの創出を行う。地上環境での有機半導体デバイスの更なる高安定化と共に、宇宙環境で耐えうる有機半導体を利用した新たな先進デバイスの実現を目指していく。

  • 宇宙空間で安定性の高い有機分子の探索
  • ペロブスカイト太陽電池の安定性の検討
  • 様々なエネルギー領域におけるシンチレーターの開発
宇宙量子産業教育デザイン部門
江口 菜穂Nawo Eguchi 准教授(応用力学研究所)Associate Professor (Research Institute for Applied Mechanics)
研究項目
  • 先端衛星観測技術による地球大気の微量気体成分の観測と、大循環場による物質輸送過程およびそれらの気候影響の評価
  • 次世代の衛星リモートセンシング技術の開発・高度化を推進
  • 量子センシング技術を応用した大気観測手法に関する理論的検討とその応用可能性の研究
  • 大気圏下層から超高層大気における大循環場の理解と物質輸送過程とその気候への影響の解明
  • 宇宙からの衛星観測技術(宇宙×量子、全大気観測等)に係る人材の育成
  • 基幹教育院や大学院における衛星観測技術に関する基礎から実践的な教育課題の設定と提供

お問い合わせ

inquiry

学内公開情報Quasr Moodle